今流行りの世間を賑わせているITソリューション「RPA」とはどんなものなのか。
- RPAを知らない方
- 今後導入を考えている方
是非読んでみてください。
RPA導入の一歩を踏み出しましょう。


RPAとは?
Robotic Process Automation (ロボティックプロセスオートメーション)の略で、
簡単に言いますとRPAとはロボットに作業をさせましょう!というものです。
ロボットと言っても、アイボやPepperといったような本当のロボットではありません。
単純にパソコンにインストールする「ソフトウェア」です。
主に人間の仕事となっているパソコンの「入力業務」やエクセルの「転記」、インターネット上での「検索」など
パソコン上で行える作業全般
をRPAは人間の代わりにやってくれるのです。
この「人間の代わりにやってくれる」という表現を
「ロボット」と比喩し、分かりやすくしようとしているのですが
逆に間違った認識にしています。
実際は「ロボット」ではなく「ソフトウェア」です。お間違いなく。

※世間一般ではロボットと表現されていますので、私もロボットという表現を使っていきます。
RPAの種類は?
実はRPAには様々な種類があります。
開発企業によって名前や仕組みが様々あります。

例えばメインのRPAとしては、WinActor、BizRobo、UiPathなどがあります。
※私はWinActorを使うことができ、資格も取得していますのでWinActorの運用方法をメインに紹介していきます。
資格についてはこちらの記事を参考にしてください。
運用方法は?
RPA(ロボット)を導入してもすぐにロボットがパソコン作業を行ってくれるわけではありません。
「シナリオ」というものを作って、作業を記憶させる必要があります。

そのシナリオの作成方法はRPAの種類によって異なります。
- スクリプト型(プログラミングによるシナリオ作成)
- 非スクリプト型(ノードによるシナリオ作成)
があります。
スクリプト型
これはプログラミング知識がある人しかシナリオ作成が難しいものになります。
もしシステム部のような部署がなく、プログラムに明るい人がいないのであれば
スクリプト型の導入は避けるべきでしょう。
逆に社内SEがいる会社には有効です。
非スクリプト型
ノードの組み合わせによりシナリオを作るタイプです。
ノードとは、すでにプログラムが組まれた「箱」のことを言います。
例えば、「エクセルのセルをコピーする」というノードと「エクセルのセルに貼り付けする」というノードを組み合わせることで、
簡単に「エクセルのセルをコピーし、セクセルのセルに貼り付ける」というシナリオが組めます。
プログラム知識が必要ないので、誰でも使うことができます。

私が使えるWinActorは非スクリプト型です。
プログラミングができない私でも難なくシナリオ作成ができています。
このノードの組み合わせで作業内容の「シナリオ」を作っていきます。
そして、あとは「シナリオの実行ボタン」を押すと
RPAがその記憶されたシナリオをもとに
人間の代わりに作業を行ってくれるのです。
メリット・デメリットは?
RPA導入のメリット
- 導入費用が安価(およそ人間の1/3)
- 作ったシナリオを確実に実行できる(間違いがない)
- 大量の繰り返し作業が得意(顧客情報登録など)
- シナリオ作成のために業務の洗い出し、整理ができる
- 24時間365日フル稼働できる
RPA導入のデメリット
- 決められたシナリオ以外の作業ができない
- 業務内容が変わった時、シナリオを作り直す必要がある
- IE、Macに制約がある
要約しますと、
「決められたことはミスなくしっかりやります」
ただ、
「それ以外のことは一切できません!」
ということになります。

巷でよく言われているのが
RPA ≠ AI
RPA ≒ マクロ
こんな感じで表現されています。
作られたシナリオ通りにしか動くことができない。
人工知能のAIとは違いますね。
作られたシナリオ通りに動ける。
エクセルのマクロに近いですね。
まとめ
- RPAはソフトウェア
- プログラミング知識が必要ないものがある
- RPAはシナリオ通りに作業してくれる
- AIではなくマクロに近い
