フリーターとして働いているけど、将来のことを考えると正社員になって安定した収入が欲しいな。
でもどうやって探したら良いかも分からないし、そもそも未経験から始められる仕事ってあるのかな…?
今回はこんなお悩みを解決します。
僕は新卒で自動車販売会社に就職するも2年も勤めず転職を経験しました。
そして現在は求人関係の仕事を5年ほどやっており、首都圏から地方エリアまで現場に直接出向き採用担当の方とコミュニケーションを取っています。
先に採用担当の方と話をしている経験から結論をお伝えすると、「職種未経験から正社員になる」だけでなく「正社員自体が未経験でも正社員として転職」することは可能です!
とはいえ、この記事を読んで頂いている方の中には初めての転職活動だったり、自分のキャリアやスキルに自信がないという方もいるのではないでしょうか?
この記事ではそんな将来を不安に思っている現状から脱却するための手段と実際に行動するための準備を中心に解説していきます!
また、最後の方では未経験でもやりたい仕事にチャレンジするための裏技もお伝えしますよ!
目次
【自分を見つめ直す】仕事探しの軸を決めよう!

最初に、正社員としての仕事を探す上で重要なことをお伝えします。
それは自分と向き合い直して仕事探しの軸を決めることです。
正社員求人では採用する側も応募者の考えや価値観、将来をどのように考えているのか、何を実現したくて仕事を変えようと思ったのかをとても気にしています。
そのため、自分自身とよく向き合って「なぜ正社員にチャレンジしたいと思ったのか」「将来どうなりたいのか」などをよく考えることが仕事探しだけでなく、内定獲得からその先働いていくにあたってとても重要です。
例えば僕が転職した時の主な理由として
- 20代の貴重な時間をもっと有効に使いたい
- 将来家族が出来たとしたら土日休みの仕事が良い
- 収入を上げたい
これらが自分の将来の理想像を叶えるために今、準備すべきことだと思って決めました。
自分で考えるときのポイントとしては、カッコつけてキレイ事を並べる必要は全くないです。思ったままにまずは書き出してみましょう!
【譲れないものは3つだけ】条件の優先順位を決めよう
次に、条件面の整理をしていきましょう。
そしてあらかじめ厳しいことをお伝えしておきますが、正直自分の理想が100%叶う求人はほぼないと考えていただく方が良いです。
極端な話で例えると、年収1000万以上・土日祝休み・年間125日以上休暇・ノルマなし・残業なし・人間関係良好etc…こんな求人がないのは簡単に想像つきますよね。。
ではここで大事なポイントをお伝えします。
それは、【優先度の高い条件を5つ挙げて、そのうち絶対譲れない3つを選ぶ】です。
これは先程お伝えした仕事探しの軸を決める部分で考えた内容を基に優先順位を決めていきます。ただ、理想が100%叶う求人を探すことは難しいとしても半分くらいは叶えたいですよね?
そこで割り切って探すことが必要になるのですが、理想の3つだけは叶えるようにしましょう!残りの2つは叶わなくても仕方ないと考えると仕事探しがグッと楽になります。
以下に軸になりそうな例をいくつか並べておきますので参考にしていただけると嬉しいです。
- 《収入》年収UP、ボーナスがある/高い、成果主義/年功序列など
- 《環境》平日休み/土日祝休み、残業なし、日勤/夜勤/交代制、きれいなオフィス、空調完備など
- 《社風》堅め/自由、活気がある、チームワークが良い、個々で取り組むなど
- 《出世》年功序列、若くても成果を上げれば出世出来る
- 《福利厚生》社会保険完備、結婚休暇、リフレッシュ休暇、各種祝い金制度、表彰制度、保養所、社員寮、資格取得補助など
- 《勤務地》都心部/地方都市、駅チカ/郊外、地元/引越し、転勤の有無など
- その他:《業界/職種》《ブランド》《取引先》など
【求人市場を知る】正社員採用されやすい業界と職種はコレ!

ここでは求人市場について解説していきます。
主にフリーターから正社員になりやすい業界や職種をご紹介していきますが、その時の指標になるものが有効求人倍率です。
有効求人倍率とは?
既に意味をご存知の方も多いかもしれませんが現在の求人市場と合わせて解説していきます。
求人倍率とは、経済指標のひとつ。求職者1人あたり何件の求人があるかを示すものである。 一般に求人倍率が高い社会は、企業がより多くの労働者を求めており、つまりそれだけ経済に活気があると考えられる。(引用:ウィキペディア)
2020年4月27日時点までの有効求人倍率は全国平均でおよそ1.4~1.6倍の間で推移しています。(参考:厚生労働省 一般職業紹介状況(令和2年1月分)について)
つまり、1人の求職者に対して1~2社が入社してもらうために争っている状況です。
このように、求職者の方が求人企業数より多い状況を「売り手市場」と呼びます。=求職者が就職しやすい状況ということですね。
逆に求職者数が求人をしている企業数より多い状況を「買い手市場」と呼びます。=求職者が就職しづらい状況と言えます。
これらを理解した上で次に進みましょう!
狙いやすい業界や職種は?
先程お伝えしたように全体としては売り手市場の状況ではあるものの、先程の数値はあくまで平均値です。実は職種によっては既に買い手市場(=人気の仕事)となっているものもあります。
例えば、事務職は全体で0.46倍となっているのでとても人気の職業と言えます。また、未経験でも応募可能な職場もありますが、最近は「簿記資格」を持っているか「事務経験」のどちらかを応募資格として求められることも多くなったように思います。
今回はフリーターから正社員を目指すにあたって比較的採用されやすい(=有効求人倍率が高い)業界/職種を以下に並べて行きます。
- 飲食業界:飲食店の接客(ホール)/調理(キッチン)、学校や介護施設等の施設での調理員など
- 製造業:食品の製造、工業系の製造など
- 運送業:ドライバー(地場/中型/大型など)
- 自動車業界:営業、整備など
- 介護(福祉)業界:介護職員など
- 営業:各種営業職
以上が主に考えられる未経験から正社員を目指しやすい職種と言えます。
でも、中には「資格が必要だろうから自分には無理かな。。」と思った方もいるんじゃないでしょうか?
もちろん資格を持っていることが応募資格になっている求人もありますが、実は資格を持っていなくても応募できる求人も多いんです…!
例えばトラックドライバーなどは「普通免許があればOK!大型免許取得は会社が全額負担するので安心してください!」というものも珍しくありません!
他にも給食調理などをやっている現場でも「前職は事務員だったけど全くの未経験から転職して頑張っています!」という方もいらっしゃいましたし、調理師資格も入社後に支援してくれていたりします。
まずは上記の仕事の特徴や求人情報を調べることから始めてみてください!
【おすすめ4サイト+1】競争相手の少ない求人サイトを使おう!


職種について調べてみるっていってもどこから手をつけたら良いんだろう?
こちらではそんな悩みに応えます!
正社員求人サイトとして有名な求人サイトは「リクナビNEXT」「マイナビ転職」が最大手と言って良いでしょう。案件も多く、転職するにはとても良いサイトだと思います。
しかし今回は「正社員未経験」からのチャレンジを叶えやすくすることを趣旨としていますので、別の角度から攻めます!
それは、競争相手の少ない求人サイトを使うことです!
その理由は、先程のような大手転職サイトでは「正社員から正社員の転職」をしようとしているユーザーがとても多く、また採用する企業としても「2~3年の実務経験者採用」や「学歴」を応募条件として定めている求人案件も多いです。
つまり転職サイトで戦おうとしても競争相手が強いとも言えるでしょう。
そこで僕は、「転職サイト」ではなく「アルバイト求人サイト」で正社員求人を探すことをおすすめします!
その理由は、求人を掲載している企業側の意図を明かすと以下のことが挙げられます。
- 大手転職サイトでは全国展開している競合求人の条件が良く、地場の会社では対抗出来るか不安
- 従業員の年齢層が高まっているため、経験者とは言わないから未経験でも若くて元気のある人を採用したい!
- 求人の掲載料が転職サイトより低いため掲載しやすい
このような理由からアルバイト求人サイトでの正社員求人を行っている会社が意外と多いんです!
また、転職サイトよりも実際の1求人あたりの応募数も少ないことがあるので応募者自体が少ない=採用される確率が比較的高いのもおすすめする理由のひとつです。
では早速おすすめの求人サイトを紹介していきます!
その1:マイナビバイト
テレビCMでは俳優の吉沢亮さんをメインに起用し、他にもラグビー日本代表の稲垣選手や過去には女優の有村架純さんも出演していましたね!
サイトの特徴は
- 求人情報が比較的詳細まで記載されていることが多く、イメージしやすい
- サイト内がシンプルで検索しやすい
- ナイトワーク(ガールズバー、キャバクラ、風俗店などが一切ない)
- 大手求人情報サイト
- アプリも種類が豊富
特に求人情報が詳細まで記載されていて未経験の方にも一日の流れがイメージしやすいようになっていたり、取材が丁寧な印象があるのでおすすめです!
その2:タウンワーク
「バイトするならタウンワーク!」でおなじみの松本人志さんや平野紫耀さんがCM出演しているリクルートが運営するタウンワークです!
サイトの特徴は
- 業界最大手の求人サイトのため案件数がとにかく豊富
- 求人掲載の規定が細かいため安心して使いやすい
- アプリも使いやすい
- とりあえず検索すると上位に表示されやすい
特に求人案件数が他のサイトに比べてとにかく多いです!様々な仕事を探してみたいという方にはおすすめです!
その3:はたらいく
こちらはあまり聞き馴染みがない人もいるかも知れませんが、タウンワークと同じリクルートが運営している求人サイトです。
サイトの特徴は
- アルバイトメインでも正社員メインでもないその中間の求人メディア
- 社員系求人がほとんどのため探しやすい
- 会員登録すると「らいくサービス」が利用でき、気になる企業にアピールしたり出来る
- 求人情報のポイントがわかりやすい
特に「らいくサービス」は大きな特徴で、自分から企業にアピールすることも出来れば、逆に企業側から登録している情報を基にアプローチされることもあるのでしっかり登録することが出来ると強みになるでしょう!
その4:バイトルNEXT
こちらは三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典さんがCMしているサイトです!ディップ株式会社という大手が運営している正社員系求人サイトですが以下の特徴があります。
- 地方エリアの求人はそこまで競合が多くない
- 大都市では求人案件数などが豊富
- 社員系求人サイトではあるものの、応募が簡単
社員系求人サイトの割には応募も特に会員登録不要だったり、未経験歓迎の求人が多い印象があります。そのためサイトのポジショニングとしてははたらいくに近いですね。
その5:地域の求人情報誌
その他にも地域ごとにコンビニなどで手に取れるフリーペーパーがあります。これらについては地場の求人情報がメインになっているので手にとってみるのもありだと思います。
特に掲載企業側の意見として、「うちは求人出す時、昔からそこにおまかせしてるから」という話も多いです。それ以外は頑なに掲載しないという会社もあるので一応目を通すのもありだと思いますよ!
【裏技】派遣会社をうまく使おう!

求人を探していたり、実際面接をしている中で例えば「事務の経験って一切ないですか?(=少しでも実務経験あれば採用したいんだけどなー。。)」ということを言われることもあると思います。
そんな時に、どうしても将来事務の正社員で働きたい!という気持ちは諦める必要ありません!
実はひとつの手段として派遣社員で実務経験を積むというやり方があります!
回り道になるかも知れませんが、派遣会社でも未経験からやりたい職業に派遣してもらい実務経験を積むことが出来る可能性はあります。雇用形態こそ派遣社員ではあるものの経験を積むことで今後正社員求人に応募するときは「〇〇という会社で2年事務員として働いた経験があります!」と言えるようになります。
また、他にも紹介予定派遣という働き方もあります。紹介予定派遣とはある一定期間派遣社員として働いた後、双方希望すれば派遣先企業で正社員登用してくれる雇用形態です!
そのため、自分の頑張り次第ではそのまま正社員として働くことも出来るチャンスがありますよ!
【まとめ】動き出すなら今!

ここまで読んでいただきありがとうございます!
今回はフリーターから正社員にチャレンジしたい方に向けて書きましたが、いかがだったでしょうか?
少しでも自分を変えたいとか、そういう探し方もあるんだ…!という風に参考にしていただけたら嬉しいです。
でも、読んで満足では何も変わらないのでまずは行動に移してみましょう!
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