IT化の勢いが止まらないこのご時世に、
今注目なソリューションの1つにRPAがあります。

RPAとはなにか?↓
RPAが社会に与える影響↓
そんなRPAにも資格が存在しています。
その名も
RPA技術者検定(WinActor)
です。
今話題であり、人気急上昇のこの資格。
ITを語る上で必要不可欠な資格かもしれませんね。
それでは、その試験の概要と試験内容、対策についてお伝えします。
フリーランスの価値を高めるIT案件紹介サービス★PRO WORKS-プロワークス
目次
概要
基本
まず誤解がないように先に説明しますが、
この資格は、全てのRPAを対象にした試験ではありません。
NTTデータ社が提供するRPA
『WinActor』
の資格です。
どういうことかと言いますと、RPAには様々な種類があります。
WinActor、UiPath、BizRoboなど
提供開始によって名前も違えば使い方もまったく違うものがあります。
スマフォと似たような感覚と捉えてください。
一概にスマフォといっても、SHARP製があったりFUJITSU製があったりしますね。
それと同じことです。
つまり、WinActorというRPAのみを対象とした資格ですのでお間違いないようにしてください。
UiPathやBizRoboには一切関係がありません。

取得するとどうなるの?
RPA技術者検定を取得すると証明カードが発行されます。


このような認定証が発行されます。
また、名刺にもwinactorのロゴと『RPA技術者検定アソシエイト』と記載できますので、取引先へのアピールにも使用できます。
試験内容
2018年4月より資格制度スタート
難易度は3種類あります。
- アソシエイト
- プロフェッショナル
- エキスパート
アソシエイト
- 選択式
- 問題数 50問
- 試験時間 60分
- 受験料 6,500円
- 合格点 おおむね70点
中級レベルのもので、私はこれを取得しています。
中小企業での運用であれば中級があれば十分でしょう。
エキスパート
- 実技試験
- 問題数 4問
- 試験時間 120分
- 受験料 15,000円
- 合格点 おおむね60点
上級レベルのもので、中級よりもさらに運用の幅を大きくしたものです。
すべて実技試験なので一気に難易度が上がります。
プロフェッショナル
- 現在準備中
公式HPによると現在資格作成の準備中とのことです。

試験対策 アソシエイト
私が取得したRPA技術者検定アソシエイトの勉強方法や対策をお伝えします。
まずアソシエイトという階級は
中級レベルで、WinActorの基本的仕組みを理解し、シナリオを自分で組めるレベルです。
中小企業のRPA導入であれば、このアソシエイトレベルの知識があれば
WinActorを実務で使うことができます。
現に私は中小企業のRPA化を進めています。
また
私がRPA技術者検定の資格の勉強に充てた時間は
1秒もありません!

つまり、どういうことかと言いますと
仕事で実務としてRPAのシナリオを組んでいたため
合格することかできた。ということです。
アソシエイトクラスは選択式なので
座学でいいのではないかと思われがちですが
現時点で公式の参考書はありませんし、
ましてや座学で取得したこのRPA技術者の資格は全く使い物にならないでしょう。
ここでお伝えするのは、
本当に使えるRPA技術者になるための資格取得方法です。
資格を持っていても使い物にならない
なんてことがないように
また、自分のモチベーションを高めながらアソシエイトの資格を取る方法をお伝えします。
ただ、資格のテキストではありませんが、winactorを使いこなすためのテキストは少しずつ増えてきています。
その中でもオススメの書籍のリンクを貼っておきますね!
4つのシナリオ作成
WinActorには様々なシナリオ作成方法を方法があります。
- エミュレーションモード
- イベントモード
- IEモード
- 手作成
主にこの4つの方法でシナリオを作成していきます。
まずはこの4つの方法でシナリオを1つづつ作ってみましょう。
そして、それぞれのシナリオ作成方法の意味、使い時をしっかりと理解してください。
当たり前のように使っているエミュレーションモードであったりIEモードのことを
いざ文章で問われるとなかなか難しいときがあります。
なぜこのシナリオはエミュレーションモードでなければいけないのか、イベントモードでなければいけないのか、
それぞれの特徴を理解しながらシナリオを作ってください。
ノードを一通り使ってみる
WinActor には便利なライブラリという機能があります。
すでにプログラムが組んであり、ドラッグ&ドロップでシナリオが組めてしまう優れものです。
このライブラリ機能のおかげで
WinActor はプログラム初心者でも始められるRPAとして名を広くしました。
ライブラリの中にノードと呼ばれるプログラムが100種類以上あり、様々な場面で活用することができます。
ここは1つ大変なポイントなのですが、
そのノード一つ一つを簡単でいいので確認してみましょう。
ノードがどのような仕組みで組み立てられているのか
どうすると正常に動くのか試してみましょう。
結構手間ですが、これだけでだいぶWinActorの知識がつきます。
めげずにやってみてください。
変数の理解
プログラム知識が無い方はここで1番苦労すると思います。
私もここが1番難しかったです。
深く考えてしまうと混乱するので
簡単に説明します。
変数とはプログラムで数字や文字を扱うときに使うもので、
「一つしかものを入れられない箱」
と同じ機能を持つものと理解してください。
例えば、
エクセルのセルA1の値をコピーしてB1に貼り付ける
というシナリオを組むとします。
この時のシナリオの組み方としては
エクセルのA1の値をコピー
A1のコピーした値を「変数」に設定
「変数」に説明されているA1の値を参照し
B1に貼り付ける
というシナリオになります。
プログラムで数字を扱うときには、
変数と呼ばれる箱に一旦数字を保管する必要があるのです。
利用するときには
保管した数字を呼び出します。
そして、この変数は箱ですが
1つしかものが入りません
1つものが入っているのに2つ目のものをいれようとすると
押し出されて2つ目のものだけが残る仕組みです。
ややこしいですが、この変数の理屈を覚えることはRPA攻略に必須ですので
必ず覚えてください。

フリーランスの価値を高めるIT案件紹介サービス★PRO WORKS-プロワークス
分岐
シナリオ作成に欠かせないノードの1つに分岐があります。
パソコン作業が常に同じことの繰り返しであれば簡単なのですが、
AならBにするとか
AならCを行ってからBにする
と言った条件によって作業フローがかわるものがあります。
これを分岐というノードを使い攻略します。
分岐は実際のシナリオ作成でかなり使うことになりますし、アソシエイトクラスの試験でも必ずでてきます。
必ず1つはシナリオを組んでみましょう。
また、この分岐にも変数が必要になります。
繰り返し
最後に繰り返し
これもかなり高頻度で使います。
仕組みは単純です。
AからDまでを同じ処理を行い
Dを終えたら終了
といった具合です。
ここにも変数を使います。
その他のノード
その他、よく使うノードは以下の通りです。
- 画像マッチング
- Excel関連
- IE関連
この6つは確実に使えるようにしておいてください。
最後に
WinActorの導入ガイドがありましたので紹介しておきます。
導入には必須です!
RPA技術者検定はその名の通り「技術者」を作り出す検定試験です。
試験内容も実技で必須の項目が多数でるため、
実際にシナリオ作成の経験を積むことで合格に近づくと思います。
この先RPAというソリューションが当たり前の世の中になると思います。
今のうちに資格取得をし、会社になくてはならない存在を目指しましょう。
フリーランスの価値を高めるIT案件紹介サービス★PRO WORKS-プロワークス