ポンキッキーズ内で放送されていた「花子さんがきた」。
幼少期のトラウマとして記憶に残っている人も多いだろう。
さっちゃん、トンカラトン、太郎君など、トラウマ級のキャラクターが毎回登場するのだから無理はない。
当時保育園に通っていた僕は、怖いながらも花子さんを見たら保育園に行くというルーティーンが決まっていたのだ。確か放送していない日もあったと思う。
僕のトラウマをここで披露しよう。
共感いただけると嬉しい。
トンカラトン
まずは怪人トンカラトンだ。
おそらく花子さんがきたの中で最も有名な幽霊なのではないだろうか。
全身包帯まきまきで、カタナを背負ったまま手放しで自転車に乗っている。
この様相が気味が悪いし怖い。
そして僕は手放し運転はできた試しがない・・・。
確か駄菓子屋の前にトンカラトンが急に現れる。
「トンカラトンと言えぇ」
と言われたら「トンカラトン」と言うと見逃してくれる。
逆に言わなかったり、「トンカラトンと言えぇ」と言われた後にトンカラトンと言わないと
背負っている刀で切られしまい、包帯をぐるぐるにまかれてしまう。
トンカラトンが精製されるのだ。
子供向けとは思えないほどの容赦の無さが昔らしい。
そりゃトラウマになる子供も量産されるわけだ。
さっちゃん
夜、さっちゃんの噂話を聞いた人のところにさっちゃんが来る。
さっちゃんが来たら足を切り取られて死んでしまうというのだ。
防ぐ方法として、さっちゃんはバナナが嫌いなのでバナナの絵を描いたりしておいておくといいという。
そんな噂話を聞いても信じなかった先生は、さっちゃんにやられてしまった。
主人公の女の子も信じておらず、バナナを用意せずに寝てしまったらさっちゃんが来てしまった。
殺されると思うが逃げようにも逃げられない状態に苦しんでいると、お母さんが「夜食に」とバナナを持ってきてくれたのだ・・・。
というストーリー。
モデルはおそらく電車で轢かれて足をなくし、足を求めさ迷っているさっちゃんであろう。
顔が怖く、持っている鎌も大きくて怖い。
今見ても背中がざわざわしてしまう・・・。
太郎君
顔がめちゃくちゃにデカい太郎君。
和式便器の中に潜む変態だ。
ストーリーこそ忘れてしまったが、和式便器に顔いっぱいつまった映像は忘れもしない。
僕の家は当時汲み取り式のトイレだったから尚怖かった。
ちなみにバキュームカーが家の前に停まってうんこをくみ取ってるとかなり恥ずかしかった。
みんなの家はもうほとんどが水洗トイレだったのだ。
赤い靴の女の子
公園にある少女の像。
その少女が動き出して赤い靴を履いている女の子を襲うというこわストーリーだ。
銅像の表情とはうってかわり、幽霊になった少女の顔はおぞましい。
「追いかけてくる」という点がめちゃこわかった。
ナレーション兼アフレコ
一番怖いのは何といってもナレーションとアフレコだ。
普通、ナレーションはナレーションで、女の子の声優は女の子で・・・と分担するが、
この花子さんシリーズは全て同じ男の人が声優をやっている。
そこが一番怖い。
ナレーションも、女の子も、男の子も、すべてだ。
まるで紙芝居を見ているかのようだが、
唯一、花子さんだけが別の声優なのが救いだ。
正直、どんな幽霊よりもナレーションが一番怖かった。
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