ビジネスキャリア検定経営情報システム1級!勉強法と受験した感想

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ビジネスキャリア検定の『経営情報システム1級』を受験しました!

勉強方法と受験した感想をお伝えします。

(2019年度前期を受験したためまだ結果が出ておりません。結果がで次第報告します!)

はじめに

私の社会人経験と受験理由

私はビジネスキャリア検定試験の経営情報システム1級を『自分の力を試す』『会社での自分の評価を上げる』ために受験しました。

社会人7年目でして

5年間の経理課経験を経て2年間情報システムやIT導入に携わっています。

  • 会社の基幹システムの入れ替え
  • ERPの検討
  • RPAの導入(winactor)
  • 社内ネットワークの構築

を1人で行っています。

元々情報システムのノウハウがない会社ですので全て自己流で進めており、『今自分が進めていることは正しいのか?』と思うこともしばしばあります。

そんな背景があり、ビジネスキャリア検定試験の3級、2級と受験し合格を重ねていき、自分の知識やシステム化の進め方が正しいのかどうかを確かめていきました。

そして基幹システムの入れ替えを直近に控え『今こそ自分の力を試そう!』と思い、経営情報システム1級の受験をしました。

この先でお伝えしますが、この経営情報システム1級は『実務経験がめちゃくちゃ生かされる』試験となっています。

裏を返せば、座学だけでは合格は難しいかもしれません。

勉強方法

ビジネスキャリア検定の3級と2級は公式の参考書が販売されていますが、1級は参考書がありません。

あるのは過去問だけです、、、。

では私がどうやって勉強したかと言いますと

  1. 過去問を読む
  2. 実務用の書籍を読む
  3. システムの種類を調べる

という方法です。

過去問を読む

まず過去問を読むという方法ですが

これは単純に過去問を読むだけではなく、どういった問題が出るのかということをイメージすることが目的です。

  • 1級といってもどういう問題がでるの?
  • やっぱり難しいんじゃないの?

と分からないことが多いですが、過去問を3年分も読めば大体把握できます。

ビジネスキャリア検定試験の情報システム1級の傾向としては

大問1は共通問題として『世間一般論を文章で答える』ことが求められます。

私の受験した時の1問目は

『オーナー企業であるメリットとデメリット』でした。

その前の年の試験では

『コンプライアンスについて述べよ』でした。

情報システム系でも何でもないです。

つまり大問が3問ある中の第1問目は一般的な教養や知識が試されます。

正直、勉強のしようがありませんでしたし、去年と同じ問題が出るとは思ってもいませんでしたので第1問目はまさに出たとこ勝負でした。

その傾向を知れ、勉強の時間を割かなかっただけでも過去問を読むということはいい方法と言えます。

大問2と3は情報システムに大いに関係する問題です。

私の年は大雑把に言いますと

大問2が『新規システム導入におけるRFPの意味と活用』

大問3が『現場の原価計算と会計上の計算が合わないことに対する対策』

でした。

一見難しそうですが、大問の中でも問題が数個ありますので解けるところから解いていくことがベターです。

大問の中の1問目よりも2問目の方が簡単だったり、全く独立した問題のときもありますのでとにかく良く読んでみてください。

長文が苦手な人は多いと思います。

だからこそ過去問を読み漁ってみてください。解いてくださいと言っているわけではありません( ^ω^ )

読むだけでいいです!

しっかりと読む力があれば、あとはそれを言葉にできる力があれば十分に解くことができます。

実用書を読む

参考書がなく、過去問しかない。

過去問は読むだけでいい。

それだけで受かるの?

いえ、正直受かりません。

『実用書を読む』これがめちゃくちゃ大事です。

私は新卒で経理課として入社し、5年間経理畑で仕事をした後、会社で前例のない情シス(基幹システムの総入れ替え)

教えてくれる上司はいません。

上司はいなくとも仕事なのでやらなきゃいけないと思い実用書を買ってその本の通りに仕事をしていきました。

私の愛読書となったのはこちらの本です。

情シス・IT担当者[必携] システム発注から導入までを成功させる90の鉄則

  • RFP(要求依頼書)の書き方
  • システム化プロジェクトチームの組み方
  • システム導入の進め方
  • ベンダーの決め方
  • ベンダーとのやり取りの仕方

などが細かく時系列ごとに解説されておりまさに基幹システム入れ替えや情シス担当に必須の内容が盛り込まれていました。

システム導入を検討しているベンダー2社とのやり取りの中で

『コンサルタントに頼んだのですか?』

『こんなにしっかりとしたRFPは見たことない』

とまで言ってもらえました。

(某大手IT企業)

たった半年でです。私にとっては最大の褒め言葉でした。

そこまでしっかりとRFPを作り込め、プロジェクトチームのリーダーとして進めてこれたのも実用書があったからと確信しています。

実用書をもとに実務を行うことで結果的に経営情報システム1級レベルの知識をつけることができました。

実際に受験した際の大問2は

  • RFPでベンダーに伝えるべき大事なこと
  • プロジェクトの進め方

などまさに私が実用書と実務で培ってきたところが試験にそのままでてきました。

実務で情シスをやらないような経理課であったり学生の方は、実用書を読んで実際の情シスをイメージしながら勉強するといいでしょう。

是非この実用書で学んでください。

情シス・IT担当者[必携] システム発注から導入までを成功させる90の鉄則

システムの種類を調べる

世に蔓延る様々なシステムを調べてみましょう。

きっとあなたの知らないようなシステムが山のようにあります。

例えば経理課が使うシステムには

  • 会計システム(帳簿)
  • 経費精算システム
  • 原価管理システム
  • 給与計算システム
  • 固定資産管理システム
  • 法定調書システム
  • 預金管理システム

総務・人事が使うシステムには

  • 人事評価システム
  • 勤怠システム
  • ヒューマンリソースシステム
  • マイナンバー管理システム
  • グループウェア
  • チャットアプリ

販売管理のシステムであれば

  • 受発注システム(EDI)
  • トラッキングシステム
  • 売上仕入管理システム(基幹システム)
  • 電子請求書システム

営業マンが使うシステムであれば

  • 顧客管理システム(SFA/CRM)
  • 営業ルートマッピングシステム
  • 電子契約システム

最後に経営陣が使うシステムであれば

  • BI(ビジネスインテリジェンス)
  • マネジメントツール

その他

  • RPA
  • Excel(マクロ)
  • SaaS(クラウドによるシステム提供方法主にAWSやSalesforceなど)
  • オンプレミス(サーバー型のシステム/SaaSとは真反対)

などがあります。

それぞれの部署に必ずなにかしらのシステムがあります。それらのシステムの特徴を理解し、どういう風に使うのがベストなのか。あるいは、他のシステムとどう連携するとシームレスに情報化できるのか。といったところまで考えるようにしましょう。

実際に大問3でRFPなどのシステム改修の面ではなく現状のシステム運営の問題点や改善案を提案するような問題となっていました。

最後に

長時間読んでいただきありがとうございます。

ビジネスキャリア検定試験の1級は部長を目指すレベル/実務経験10年以上が対象であると公式に記載がありますが、そのレベルの問題であると私は感じました。

小手先の知識だけでは到底太刀打ちできず、幅広い知識と問題解決力、そして文章力が必要です。

情シスの実務経験が2年もない若僧が何を言うかとお思いの方もいらっしゃると思いますが、先任がおらず右も左もわからない状況に1人で任され、必死で学んで・実務で経験して・失敗して、、、。を繰り返してきたのでそれなりの自信を持っています。

これから情シス担当になる方も、なるために勉強する方も是非とも頑張っていただきたいです。

情シスはあまり日の目を見ない仕事ではありますが、必ず会社で唯一無二の存在になれますし逆に転職にも有利な部署と感じます。

私もこれからもっともっと学び続けますのでよろしければ一緒に頑張ってみましょう( ^ω^ )

情シス・IT担当者[必携] システム発注から導入までを成功させる90の鉄則

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